FAQ's
よくある質問
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お客様から寄せられる質問と回答をご紹介します。
金属やセラミックスを「溶」融させながら、対象母材の表面に噴「射」することで、耐腐食性や耐摩耗性などを目的とした被膜を生成します。塗装やメッキと並ぶ、代表的な表面処理技法です。
その他にも、使用する溶射材料によって、肉盛復元・電気絶縁性・電気導電性・断熱や遮熱性・生体親和性等の様々な付加価値性能を付与できます。
昨今では、自動車産業・航空宇宙産業・防衛産業・医療産業等、様々な成長分野での溶射利用が急増していることから、まさに表面処理分野のユーティリティープレーヤーと言えます。
対象母材を加熱する必要が無いため、あらゆる材質のものに溶射が出来るというのも大きな長所です。例えば、プラスチック・木材・紙・ガラスなどにも溶射は可能です。
金属(ステンレス、炭素鋼、銅、アルミ等)、セラミックス(ジルコニア、イットリア、アルミナ等)、超硬合金など、多種多様な溶射材料があります。弊社は、お客様の「課題」「目的」「ご予算」に応じて、最適な溶射材料・溶射方法を選定しております。
可能です。弊社は複数の溶射技法・設備を使い分けていますので、なかなか施工ができない「狭隘部」にも溶射施工を行うことができます。
また、小さなものから~7t超の大型物まで、加工可能サイズも幅広く対応しております。
※穴内径への施工も可能です。
溶接などと異なり対象母材自体を加熱しないので、熱による歪みが最小限に抑えられる点も溶射の長所です。従って、薄板などの溶接等では熱影響を受けやすいものにも溶射することが可能です。
弊社防食溶射は、「100年耐久」です。長崎大学様と共同で実施した「複合サイクル」試験において、100年耐久を実証しております。お客様のご要望に合わせて溶射膜厚の調整が可能な為、ご予算・希望耐久年数を十分に考慮して、溶射施工を行います。
犠牲防食作用が働き、溶射金属が溶出し傷を修復します。母材より電位が低い材料を表面に塗布することで、自ら溶け錆を防ぎます。
溶射材料、施工条件によって変わりますが、3〜20N/m㎡あります。
表面処理の中でも、強い強度を誇ります。
溶射面には、目視では判断し難い「気孔」ができます。
その気孔を塞ぐため、表面に埃等が付着することを防ぐために行う重要な工程です。
可能です!封孔処理後に着色することもできます。
封孔材自体に着色することも問題ございません。
《塗装との違い》
塗装の主な用途として「耐腐食」があります、重防食塗装と呼ばれるものです。重防食塗装の場合塗装面に傷が入ってしまうと一気に錆が広がりますが、弊社金属溶射の場合は傷が入っても「犠牲防食効果」が働きますので、錆の発生を抑え耐用年数が格段に向上します。塩水噴霧による複合サイクル試験では、重防食塗装:耐久性30年に対し、金属溶射:耐久性100年・約3倍以上の耐久性を実証しております。
《クロムメッキとの違い》
クロムメッキ or 溶射、どちらも耐摩耗性の被膜として幅広く利用されており、対象母材の形状や材質によって使い分けられています。昨今では環境面への配慮から、メッキの代替技術として「溶射」が注目されているのも実情です。
また、耐摩耗性については硬質クロムメッキと超硬溶射を比較した場合、溶射が約5倍の耐摩耗性を発揮しました。
《溶融亜鉛メッキとの違い》
溶融亜鉛メッキ or アルマグ溶射&亜鉛溶射、どちらも耐腐食の被膜として幅広く利用されていますが、被膜の気孔を覆う目的から封孔処理(塗装)と併用し使用されることが多いです。施工費用だけを見れば溶融亜鉛メッキが若干安価ですが、溶射は①現場での施工が可能な点 ②対象物の寸法に制限がない点(メッキはメッキ層でしか施工できない) ③耐久性、など様々なメリットがあります。耐久性については、弊社特許技術を用いたアルマグ溶射において、溶融亜鉛メッキ:耐久性25年に対し、金属溶射:耐久性100年・約4倍以上の耐久性を実証しております。
溶射材料・施工面積・形状・数量など、施工条件によって大きく変わりますので、都度御見積をさせて頂きます。塗装やメッキの初期費用と比較すると割高になることもありますが、ライフサイクルコスト(長期的な視点)でご検討いただければと思います。
対象物の大きさ・養生の有無・仕上げ加工(研磨や切削など)の有無によって納期は大きく変わります。弊社は受注生産・短納期・小型から大型の幅広い施工まで、あらゆるお客様のご希望にお応えさせて頂きます。
全て弊社で対応させていただきます。仕様詳細をお打ち合わせさせていただき、
設計→材料調達→溶射施工(機械加工)→仕上げにいたるまで、一貫して製作可能です。
今まで何社にも依頼していた工程を、一括してお引き受けいたします。